ロービジョンケアについて
近年眼科のみならず医療技術の進歩は目覚ましいものがあります。以前は治療法がなかったのに現在は治療を受けることができるようになった疾患もあれば、残念ながら依然治療法がない疾患もあります。
治療法がない疾患、または適応がない状態の方は、見え方に困っていても毎日過ごしていかなければなりません。治療ではないけれども少しでも今現在の日常生活の困難を減らすことを目的としてロービジョンケアを行います。
ちょっとした道具、遮光眼鏡、拡大鏡(いわゆるルーペ)、などを使うことや、自分だけが病気なのではなく同じ悩みを持つ人が世界中にたくさんいることなど、考え方を少し変えるだけで以前の見え方ではない自分にもできることがたくさんあることに気付くことができると思います。
見えないことで困っていることがあれば相談してください。