白内障手術について
当院では日帰り白内障手術を実施しています。手術は過去に多数例の手術経験を持つ院長が全例執刀致します。
当院の白内障手術のテーマは「安全第一」です!
手術を短時間で行うために安全性を少々犠牲にして手術を行う術者が稀にいます。院長は手術を受ける方にとって最も大切なことは手術でおこる大きな合併症を避けることだと考えています。
時に起こる予期せぬトラブルを回避すること、起こってしまった場合様々な方法を用いてそのトラブルを最小限にする努力を行っています。
手術では皆さん緊張されるため、ごくわずかな割合で体調が急変することもあります。当院では緊急時に備えて白内障手術時には麻酔科医師が院内に待機しており、救急対応が必要になった場合迅速に判断・対応を行います。またAED(自動除細動器)や酸素ボンベを設置しています。またリラックスして手術を受けて頂けるように低濃度笑気麻酔も導入しております。
家でトラブルがあった際にも安心していただけるよう手術を受けた方のために24時間つながる専用緊急電話も用意しています。
白内障手術ではより早く微細な変化を捉えることが出来るように、眼科手術顕微鏡で最も評価の高いZEISS社LumeraシリーズのLumera iを使用しています。
白内障手術装置はAlcon社製で従来の機器よりも眼内の安定性の高い最新機器であるCenturion Vision System(センチュリオン ビジョン システム)を導入しており、より効率性・安全性に優れた手術を行うことを目指して最善の環境を整備することを心掛けています。
手術室は万が一の停電にも手術が中断することがないように無停電装置を設置しています。
また院長は積極的に学会に参加して最新の白内障手術に関する知識や手技を取り入れています。
もちろん術後視機能も重視しています。より良い術後視力を得るためには正確に目の長さ(眼軸)を測定する必要があります。
当院では従来の超音波による眼軸長測定装置とともにより正確に評価できる光学的眼軸長測定装置(ZEISS社 IOL MASTER)を導入しており、より良い術後視機能を目指しています。
院長は積極的に学会に参加して最新の白内障手術に関する知識や手技を取り入れています。
多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は年々症例数が増加しています。当院は選定療養認定施設です。
以前は白内障手術は入院でないと行っていませんでしたが、手技や技術の進歩とともに身体的な負担が減り日帰り手術で十分可能となっています(アメリカでは眼科の手術はほぼ全例日帰りです)。
白内障手術の適応はドクターによっても少し異なることがありますが、私は患者さんが希望されない限り比較的手術適応を遅く考えています。ただし自覚症状がなくても急性緑内障を発症する恐れが高い場合などは手術を勧めることもあります。
私自身の手術に対するスタンスは「必要のない白内障手術は勧めないし、したくない。必要があれば必要性を説明して、患者さんが望めば手術をする。無理強いはしませんが手術をしたくない場合はその後いざ手術をするとなると難しくてトラブルが起こりやすくなることを納得していただく。」というものです。ご自分が手術に納得出来た時が手術を受けるタイミングと考えてください!
以下に明石市医師会の会員として収録したジーオインターネット放送局で放映されている「白内障について」の講演もご参照ください。
絶えず努力や工夫を行っていても医学という分野の性質上、全員が100%の満足を得られるということは残念ながら難しいのが現状です。
どのくらい見えるようになるかは眼科医であっても「やってみないとわからない」部分が存在します。
手術前の説明で皆さんにお話していることですが、白内障手術で「非常によくなった」と感じる方もいれば、「あまり変わらなかった」と感じる方もいらっしゃる個人差の大きい手術なのです。
以下の文章は当院で白内障手術を受けた方のコメントです。
・手術ということでとても怖かったが痛くなかったし、みなさんとてもやさしくして頂き安心しました。眼の方もとてもよく見えて嬉しいです。(72歳女性)
・手術時間が早かったため助かりました。(70歳女性)
・手術後とても良く見えるようになりました。物が明るく景色等も美しく見えるようになり喜んでいます。ありがとうございました。(67歳女性)
・もっと早くしとけば良かったと・・・今不自由なく生活しています。(76歳女性)
・日帰りが出来るので助かります。(86歳男性)
これまで当院で行った白内障手術では重篤な合併症である細菌性眼内炎の発症は0例でした。
その他加齢黄斑変性や糖尿病網膜症に対する硝子体手術、硝子体注射、眼瞼下垂手術、眼瞼腫瘤切除、眼瞼内反症手術、翼状片手術、結膜弛緩症手術等も行っています。